アプリコットやブラッドオレンジのような甘く爽やかな果実感。フローラルで繊細な酸が心地よく抜けていきます。ボディは厚みがあり、甘い後味をさらにより長く感じさせてくれます。全ての要素が高いレベルで調和しているコーヒーです。冷めてからその美味しさの本領を発揮しますので、じっくりお楽しみください。 townsfolk coffee オーナーのコスタリカ産地訪問で買い付けたロットです。 Finca Carrizalはコスタリカの首都から比較的近いセントラルバレーというエリアにあります。 家族代々営んでいる農園は現在のRodolfo E. Boillatさんで3代目。娘のArielaさんも4代目として生産に携わっています。 74ヘクタールの敷地はBarvaとPoasという火山に挟まれており、豊かな土壌と水源、十分な日照と雨量などコーヒー生産に理想的な気候。 2人は誠実そうな人柄で、訪問時にも質の高いコーヒーを作るための努力を惜しんでいないことや、自分達のコーヒーへの愛情を語ってくれました。 今回ご紹介するのはケニア品種である「SL28」のロット。 いくつか試したサンプルの中でも一際明るいフレーバーで強く印象に残りました。品種由来と思われる明るい果実感、厚みのあるボディと甘さが見事に調和した素晴らしい味わいです。 2022年のカップオブエクセレンス(COE)でもこの品種のロットで見事11位の成績を収めています。 収穫したコーヒーチェリーの処理は近隣にあるJardin de aromas micro millで行っています。 同マイクロミルはCarole Zbindenさんによって2011年に作られました。 彼女もまた非常に熱心に仕事に取り組む生産者で、訪問した際も丁寧に生産工程を説明する姿が印象的でした。 環境への配慮も欠かしておらず、豆の選別に使用した水のリサイクルやコーヒーの果肉部分は肥料にするなどに取り組んでいるそう。 コーヒーの木々の周りに鮮やかな花が植えられた農園には、滞在中ずっと気持ちの良い風が抜けていました。 ------------------------------------------------------------- [Information] Tasting note / カップコメント：Apricot, Blood Orange, Floral, Rich and Syrupy mouth feel Farmer / 生産者：Rodolfo E. Boillat Region / 地　域：Carrizal de Alajuela, Central Valley 　 Variety / 品　種：SL28 Altitude / 標　高：1500m　 　 　 　　 　 Process / 生産処理方法：White honey 同一商品2個以上購入で2個目から200円 OFF 対象商品